
口裂け女が誕生して30年、カシマさんに至っては40年以上の歴史があります。
では、なぜ都市伝説はそんなにも長い間、熱心に語られるのでしょう?
「友達の友達が…」という、曖昧だけど何故かリアルな話。
そこに人々の潜在的な不安や願望が乗っかり、ものすごく「それらしい」話になるのです。
これが都市伝説が広まる典型的な形成理由なのです。
ところで、皆さんにはどれくらいの知り合いがいるでしょうか?
昔の同級生や同僚、取引先の人々…、仮に300人としましょう。知り合いの知り合いとなると300×300で、
もう9万人になってしまいます。
もちろんこれは単純計算に過ぎませんが、ある実験では7人くらいの人づてで、
全国のどんな人にも繋がってしまうと言われているんです。
バカバカしいとは思うけど、なんだか気になってしまう噂話、迷信や俗信、ジンクス、などの言い伝え。
どれも根拠の無さそうな怪しいものばかりです。
しかし、これらの言い伝えには、都市伝説とは違い昔の人の知恵や経験を集めたものや、
言霊の信仰(言葉が現実の事象に対して、影響すると信じられ、良い言葉は良い事を呼び、
不吉な言葉は凶事を呼ぶという考え。)に合わせたものも数々あるのです。
子供や地域のルールを守らない者などに対して、頭ごなしに叱り付けるのではなく、
お互いの関係を悪化せずに地域社会でうまく馴染めるように諭したしなめる、
また日常的に起こり難い現象を吉兆や凶兆と見るなど、都市伝説には生活に密着した多数の定義があるのです。